横浜国立大学中央図書館の情報ラウンジにて2009年6月8日から11日に行われていた展示が、「三ツ沢メディアセンター展」である。
この展示は横浜国大建築学コースの3年生の有志が、設計課題である三ツ沢メディアセンターを一般向けに展示したものである。
基本的に、プレゼンボード1枚と模型から展示は構成されている。
自分が3年生のときの「三ツ沢地区センター」とは若干課題内容は異なるため単純に比較はできないが、全体に作品のレベルが高いように感じた。
模型が内部の家具などに頼らず、しっかりと建築自体で見せている作品も多いようで、そのあたりがこの学年の特徴かもしれない。
ただ、惜しむべきこととして、ボードの構成と会場のデザインがあげられる。
授業での発表をすべて見たわけではないのだが、展示に向けて構成しなおされたボードが少ないように思う。特に、一般の人が見たときに分かりやすいよう構成したものが、もっとあってもよいのではないかと思う。
会場については、展示の配置自体はそんなに悪くないのだが、ポスターやイントロダクションのボードが目立たない、あるいはないことがもったいない。私は何の展示か知っているから分かるけども、一般の人が見た際に、これが何の展示なのかが皆目分からないのである。
また、この課題では事前にグループでメディアセンターについてのサーベイを行っているはずなので、その辺が展示されているととっつきやすいのかとも思った。
3年生は前年の最終課題でも、展示を行っていて、今回は2度目である。
前回よりはいい展示になっていると思う。
今後の課題も、集合住宅・個人住宅と続き一般に向けて展示しやすいものだと思うので、是非続けて行って欲しい。
2009年6月10日水曜日
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